厚生労働省関係機関(本省、試験研究機関、福祉施設、日本年金機構、全国健康保険協会)に働く職員の労働組合

広島高裁:第7回口頭弁論

2017.09.21

 21日、社保庁不当解雇撤回裁判広島事案の第7回口頭弁論が広島高裁で開かれました。法廷には約30名の支援者が駆けつけ、弁論を見守りました。
 
弁論に先立ち、広島原告の平本さんを含む全厚生闘争団と広島県労連・広島県国公の仲間がメルパルク前で宣伝行動を行い、不当解雇撤回ビラを配布しました。平本さんを始め、闘争団の仲間もハンドマイクを持ち、市民のみなさんに解雇撤回を訴えました。

 弁論後は広島弁護士会の会議室で報告集会が開かれました。
 原告の平本さんは「控訴審のたたかいはけっこう大変だったが、ここまでたたかいを続けられたのも弁護士の先生方や多くの支援者のおかげ」と感謝の気持ちを述べ、「本来責任をとるべき者が責任をとらず、いまも機構に居座っていることが、様々な問題を生じさせている。処分歴がある人の中にはいわば冤罪で処分を受けた人もいて、理不尽としかいいようがない。これからも勝利判決に向けて頑張りたい」と力強く述べました。

 全厚生の山本委員長は「広島、そして地元福山の仲間が平本さんをがっちりと支援してくれていることに感謝したい。次回はいよいよ結審。東京で1勝した。1勝24敗だが、このひとつの勝利は非常に重要な意味がある。東京判決には『記録問題の責任を個々の職員に帰することはできない』と書いてある。失われた名誉も誇りも取り戻しつつある。あのバッシングの中、たたかいに立ちあがった人たちの勇気があったこらこそ、このたたかいがあり、この一勝が生まれた。すべてのたたかいに勝利するため、全力で奮闘していきたい」と述べました。

 また、この報告集会では、全厚生のなかまが「Human Rights」と「はな」をうたい、連帯の絆を深めました。

 次回期日(第8回口頭弁論)は、1月25日(木)13時30分から、広島高裁で開かれます。